植民地戦争+α

ゲームマーケットを中心にボドゲ制作活動をしています。

不思議の国の変なゴーアウト

不思議の国の変なゴーアウトをいち早く遊ばせて頂きました。

本当に結構特色のある作品で、面白かったのでブログを書いてみようと思います。

 

箱はこんな感じ。透明ケースにスリーブが付いているタイプで、身と蓋に分かれるので、キャラメル箱より開けやすくて好き🩷

 

カード構成が2スート(アリスとハリネズミ)で、1〜7とそれぞれのスートのジョーカーが複数枚で構成されています。

ジョーカーが2種あるのが面白いなー。

 

スタートプレイヤーから大富豪の要領でカードを出していきます。

前のプレイヤーが出したカードよりも大き数字か、多い枚数を出します。

階段(例えば4・5・6)は同じスートの組じゃないと出せないです。

 

その為、同スートのジョーカーが大活躍します。

ジョーカーを織り交ぜると2スートしかないので、結構な枚数をいっぺんに出せ、素早く上がることも出来ます。

 

手番が終わったら、ディスプレイ3枚から1枚を引いても良い(引かなくても良い)。ディスプレイから選べるので、スートは希望のものが取りやすいし、出ていればジョーカーも選べます。

 

しかしここで問題となるのはゲーム終了時の得点。自分が出したカードが、2スートのセットで3得点になり、余った片方だけのカードは1点しかならないので、なるべく2つのスートを同じ枚数出したい!

しかし、階段は同じスートの制約があるのでなかなか2つのスートをいっぺんには出せません。ベストは2回それぞれ異なるスートで出したく、片方のスートを出すだけだと点数が伸びないです。

だから、伸びるようにディスプレイから持っていないスートのカードを引く訳です。

 

そうやって手札を増やしている間に、先に上がられてしまうことも!

 

ちなみに1位上がりは、それまでに全プレイヤーが出したジョーカーを集めてランダムに半分だけ獲得します。

ジョーカーもスートに分けて、組で得点になるので、例えば7枚ジョーカーがあるなら1位は4枚得られ、いい具合にスートが分かれれば2組6点得られるかも!

2位は更に半分なんで2枚、3位が1枚を獲得することになります。

 

このボーナス得点も考えながら、それまでに自分が出したカードと合わせて最大得点を目指します。

 

戦略としては、スートのバランスや、いっぺんに出せるように手札を整えながら進め、早目に上がってボーナス込みで最大得点を狙うか、最後の最後まで出すカードを増やして、ボーナスなしで多量得点を目指すかになるが、必ずしもトップやビリが良い訳では無く、バランスが良ければ間の順位の方が得点が伸びることもあるので、その場その場の判断が求められ、ルールが簡単な割には1手が重たいゲームです。

 

ちょっと変わった戦略的な軽量級ゲームを遊んでみたい方に、オススメの作品です。

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